販売図面(マイソク)の見方と帯について

2021年3月7日

新人の不動産営業の場合何にもわかんないと思います。
それは仕方ない事。
おそらく最初に覚えなくてはいけないのは
「販売図面の見方」
について。

この内容書くにあたって
「何枚位販売図面を見たことあるのかな?」
と自問自答してみるとたぶん
「数万件以上」
だと思う。
もう見るのが当たり前でなんの感情もない笑。
そういうの感情もよくないので新人の頃思い出しながら書いてみる。

「販売図面」
または
「マイソク」
と言います。
「マイソクって何ですか?」
と当時上司に尋ねたところ
「販売図面」
との事。
「マイソクってどういう意味ですか?」
と聞くと
「マイソクはマイソクだ」
と言われた笑。

今の自分でも
「マイソク」
の意味はわからない。
(たぶんアットホームが作った言葉なんじゃないかな・・・
わかんないけど笑。
アットホームは昔から不動産の販売図面を作ってる老舗です)

今の時代でもマイソクと言う言葉使う機会はちょくちょくある。
覚えておいた方がよい言葉です。
「販売図面=マイソク」
ね。
(他社の人間に
「マイソクって何ですか?」
と聞いてしまうと新人とばれて舐められることも多い)

販売図面の書いてる内容はある程度決まりがある。
「宅建業法」

「広告のルール」
に乗っ取って作られてる。

誰でもわかるのは
「価格」
「住所」
「駅名」
「駅からの距離」
になる。

ちゃんと見ていくと
「土地権利」
「都市計画」
「接道」
などのなんかいまいちよくわからない言葉が出てくる。

宅地建物取引士の資格を取得した上で不動産業界に入る人は
「あ、これ勉強した内容だ」
と思うと思う。
逆に資格持っていない人は
「よくわかんない」
となると思う。
(ちなみに自分は
「よくわからない」
と思った笑)

勉強は大事。
覚えていくことも大事。
その上で
「よくわからないことは後回しにした方がいい」
と思う。
と言うのも、営業の仕事は
「売る事」
なのね。
優先順位で考えていくと
「勉強する<売る事」
がやはり大事。
なぜかと言ったら
「勉強してても会社にとってお金が1円も入らないから」
が理由。
ここが営業の大変な所であり残酷な所。
研修が半年位ある会社もあるけど、基本的に営業会社は
「出来るだけ早く売れ」
という命令が下る。

「じゃあいつ勉強すればいいんだ?」
と疑問に思うと思う。
勉強するタイミングはちゃんとあるのよ。
それは
「契約する前」
ね。
これは・・・本当にきつい。
「契約まとめながら、お客さんの対応して、上司に怒られながら勉強する」
のよ。
(ちなみに私は初契約前日の夜に会社で泣いております笑。
今後詳しく書きます)

新人の時は販売図面見るときに
「価格」
をよく見て覚えておいた方が良いと思う。
「駅からの距離」
「築年数」
「土地の大きさ」
「建物の大きさ」
をちゃんと頭に入れた上で
「価格」
をしっかりと覚えておく。
そうするとだんだんと頭の中に
「相場観」
が出来上がってくる。
これはとても大事。
なぜかというと、お客さんと接する時に1番聞かれるのは
「価格」
なのね。
用途地域とか都市計画についてなんかほぼ聞かれない。
「自分が売るために必要な情報はなんなのか?」
を意識したほうが良いと思う。
だって・・・他に何もできないでしょ笑。
仕事わからなくても出来る事やるのは大事。

勉強して覚える事を否定してるわけではありません。
(むしろそういう意識は大事)
ただ実際の営業現場は綺麗事なんか言ってられないの。
さっきも書いたけど
「売る」
のが大事。
「売るための行動を第一優先にする」
しかないんだよね・・・

まずは販売図面を見て
「相場観」
を覚えてください。
そしてこの次に書く
「物件を見に行く(下見)」
をしてください。
今も昔もこの流れは変わんないと思う。
とても大事な事。

販売図面の見方について書きましたが、ほぼ詳しく書きませんでした。
と言うのもちゃんと書くとボリュームが半端じゃない位になってしまう。
(興味ある方は昔不動産用語集書いたので見てみてくださいな。
100個くらい書いてます)

不動産用語の目次

書き忘れてたけど
「帯」
について。
販売図面見てもらうとわかるんだが、下の部分が
「会社名や電話番号」
が記載されてる。
基本的にこの内容は
「販売図面を作った会社名や電話番号」
になる。

今後詳しく書くけど、
「分かれ」
「売主」
などの取引形態がある。
仲介の場合は
「他社の仲介会社が作った図面」

「売主が作った会社の図面」
を使ってお客さんに物件を紹介する。
そのまま図面送っちゃうと他社の仲介会社や売主に直接お客さんが連絡してしまうので、仲介のいる意味もやる意味もなくなってしまう。
そういう事がないように下の帯部分を入れ替える。
入れ替えると
「自分が勤めてる会社が紹介してるような図面」
になる。

仲介の基本的な仕事の一つです。
これやるとわかるようになるんだが
「お客さんはどこの不動産会社で買ってもいいんじゃないの?」
と思うようになる。
そうすると
「他社や同僚との競争」
を意識するようになる。

「自分の力」
が必要な業界です。
完全実力社会だとは今でも思います。
「お客さんに選ばれるようには?」
は常に考える必要がある。
その為には
「努力」
「向上心」
が大事。
成長しやすい業界ではあると思います。
きついけどね笑。

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